
牛若丸と弁慶「橋弁慶山」
2018年
木綿布、藍、墨、型染/パネル
1730mm×5130mm
第10回祇園祭展/染・清流館(京都)
木綿布、藍、墨、型染/パネル
1730mm×5130mm
第10回祇園祭展/染・清流館(京都)
京都の夏を彩る祇園祭をテーマに制作を続けています。
鉾や山には、それぞれの由緒や故事が由来となって、それらを端的に表す「ご神体」と、豪華な「懸想品」が祀られ飾られています。
「橋弁慶山」では、牛若丸と弁慶が五条の橋の上で戦ったとされる場面を、屈強な弁慶をひらりひらりと打ちかわしていく牛若丸の凛々しさが際立ち、正に見得を切る両者の動きが見事に決まっています。
作品では、それぞれの型紙を繰り返し使用する事により、動的な見得を切った動きが平面の中での動きとなって、その場の緊張感漂う空気に繋がる様、山の装いを想像しながら横長画面の中に表現するべく、藍濃淡で染色、制作しています。